インディケータとは
各チャートの値動き、エントリーポイントについてはローソク足で判断を行いますが
これを補助するプラグインとなるのが「インディケータ(インジ)」になります
チャートからエントリーポイントを見つけるにあたり
ローソク足の動きを見ながら、先の値動きを予想出来る様になることが理想となります
ですが、経験の浅い内にこれをローソク足のみで判断する事は難しく
代わって各種インディケータを使用することによって
将来の値動きを予想するための補助を行っていきます。
以下では、本書で解説する手法を実践するにあたり
利用をお勧めしたいインジと、各役割を解説しておりますので、導入〜設定を行っていきましょう。
移動平均線(MA)
移動平均線(MA)とは
任意で設定した、過去のローソク足の価格を元に
現在の為替相場が上下のどちらに強いのか?を可視化する折れ線グラフ
(MA=Moving Averageの略)
MAには
・短期(短い期間での方向性)
・中期(中期に於ける方向性)
・長期(長期目線での方向性)
といった使い分けがあり、方向性の判断に用いています
MAが下降している相場であれば、下目線(下落に強いチャート)
MAが上昇している相場であれば、上目線(上昇に強いチャート)
といった判断が行えますし
また、現ローソク足とMAの位置関係が
・ローソーク足が移動平均線よりも上→上昇基調
・ローソーク足が移動平均線よりも下→下落基調
といった見方も行えます
MAの導入
MT4のナビゲーションバーより
「挿入→「インディケータ」→「トレンド」→「Moving Average」
の順に開く
設定画面から「パラメータ」を開き
「期間」を200(長期)に設定、OKで反映
※ 色は任意のものに設定
上記の手順で200MAの表示が終わったら、同じ手順で
これら75MA(中期)、MA20(短期)と、3本のMAを設定していきます
※ それぞれ異なる色を設定し、200、75、20の各MAが分かる様に変更しておくと◎
上記の通り、3本のMAが表示されれば設定は完了となります。
MACD
MACDとは
短期と中期のMAを分析し、現在の通貨の
・買い
・売り
の強弱を可視化するツールになります
一般的にはMAとヒストグラムの両方を用いて使用されますが
私の場合は短期(短時間)での取引が主となることから
ヒストグラムの表示のみを行い、現相場の勢いや強弱を判断する目的で利用します
MACDの導入
MT4のナビゲーションバーより
「挿入」→「インディケータ」→「オシレータ」→「MACD」
の順に開く
パラメータを「短期EMA 12」 「長期EMA 26」 「シグナル 9」
に各種設定
色の設定はお好みで
ZigZag
ZigZagとは
その時折の値動きにに於ける
・最高値
・最安値
が予想される価格帯に到達した際、高値・安値を点等し
且つ折れ線グラフにより高値と安値を可視化するインジ
こちらを確認する事により、過去の上昇・下降が
どの価格帯まで動き、止まった(反転した)などの確認を行う事が出来ます。
なお、高値・安値が点等したとしても
次足以降で更新(リペイントと呼びます)されることもあるので
高値・安値の点灯=最高値・最安値への到達とは限りません
また高値・安値の表示についても、一定量の売買が行われ
大きな価格変動が起きた時に表示されるものとなり
取引量の少ない時間帯では、高値・安値が表示されないこともあります
ZigZagの導入
前述した高・安値を表示させる「ZigZag」というインジは
デフォルトでMT4に組み込まれておりますが
私は、同ZigZagの表示に加えて
高値・安値時の価格等が表示される「Zigzag Down-T」という
外部のインジケータを使用しております
こちらを利用する事により、後述する「ダウ理論」の値動きなどが
可視化しやすくもなりますので、同外部インジの利用をお勧めします
まずは以下のページより
https://www.fxnav.net/mt4navi/fxnav_zigzag_dowt/
「keys_ZigZag_DowT.ex4」のダウンロードを行って下さい
※ 保存先は任意となりますが、わかりやすい場所を推奨
続いて、MT4の
ファイル→データフォルダを開くの順に開き、
MQL4→
Indicators→
上記の順にディレクトリを開きます
こちら、Indicatorsのフォルダが開いたら
上記にダウンロードした「keys_ZigZag_DowT.ex4」をドラッグ&ドロップでインストールが行われます
※ 一度MT4を終了させることで、インストールが完了となります
MT4の再起動が終わりましたら
挿入→インディケータ→カスタム→keys_ZigZag_DowT
の順に開きます
設定に関しては、以下の様に
細かな設定、カスタマイズが可能となっておりますが
基本はデフォルトのまま利用頂いて問題ありません
※ 細かな設定等が気になる際は
https://www.fxnav.net/mt4navi/fxnav_zigzag_dowt/
こちらのページより、ご確認下さい。
なお、ここまでの作業が終わりましたら
MT4の画面を右クリック後、
定型チャート → 定型として保存
を選択し、任意の名前を付けて保存を行っておいて下さい
以降、新しい通貨ペア等を開いた際に
定型チャート → 保存した定型を選択
を行う事で、設定した各種インジ等を、他の通貨ペアのチャートにも反映させることが出来ます。